三國志展はすごいぞ!
10月1日から九州国立博物館で開催されている「三国志展」に行ってきました!
三国志といえば、中国史の中でも人気を誇る時代で
「魏」「呉」「蜀」の三国が天下統一に向けて覇権を争っている時代でありますね。
ゲームでも主にコーエーから出る「三国志」「三国無双」などで知られています。
もちろん、漫画でも代表なのが横山光輝の「三国志」
ちなみに、この展示でも横山光輝の三国志の原稿が展示されていました。
今回この展示会では全展示写真OKとなっていますのでいっぱい撮ってみました!
(人通りの邪魔になる三脚や、展示品を傷つけるフラッシュはダメでした)
さて、ではさっそく入ってみましょう。
さて、いきなりの巨大な関羽像です!!
関羽は死後軍神として祀られたのでこういった像がいろいろ作られているとか!
それにしても、結構迫力ありますよねぇ。
こちらは、三国志演義の一連の流れを描いた絵
三国志演義は三国志の史実にいろいろ伝説や華々しいものを付け加えた創作であり史実とかなり違うところがあります。
とはいえ、それほど清以前の中華にとっては人々に親しまれた時代だったのでしょう。
捕らえられたていた関羽が戻った時に、敵に寝返ったと勘違いした張飛が起こっている場面の人形。
関羽は確かに魏に捕らえられた際、手厚く持て成されたからそのお礼にと敵の大将首を取ったという逸話がありますが、まぁそうみる張飛が勘違いするのも仕方がないのかも。
魏の曹操は関羽の義に対して感銘を受けたほどだそうです。
こちらは清時代、関帝廟に描かれた三国志演義の一場面の壁画。
関帝廟とは、関羽を神様として祭り上げたお寺のことで、中国をはじめアジア各地にある寺院のこと。
日本にもあっちこっちにあるみたいです。九州じゃ、長崎の崇福寺や興福寺が有名。
関羽は義に熱いところと商売に関わっていたという伝承の下もあり商売の神様としても祀られているよう。
鉄製の剣で、鞘のところは銅を使っているのか、青く錆ていますね。
しかし、こんだけの保存状態がいい剣はなかなかないと思われます。
位の高い武将が使っていた剣なのかもしれませんね!
三国時代の呉の地域にあるお墓から出土した船の模型。
海洋流通で小外国の貿易で発展した呉だからこその模型なのでしょうか。
もしかしたら、海洋っ国家だから船が好きな人が模型的に作っていたのかもしれませんね。
銅で作られた行列人形。
兵馬俑みたいな感じなのだろうか、高貴な人のお墓に入っていたといわれる。
しかし、お墓に行列入れるのって・・・・・何と言いますか
昔の思考はよくわからないです(笑)
穀倉楼の模型。
しかし、大きさも結構大きかった!
あれかな、模型で作ってみて実際に建物を建てるのに参考しているという感じかな。
の割には、人形もあるので実は高貴の方のお子様の遊び道具じゃないのかという可能性があるのかもしれないねぇ
弩!!
いわゆるボウガンです!!
キングダムという漫画にも出ているので少なくとも春秋戦国時代からはあるようです。
こんなのが、戦場でたくさん使われていると思うと生きた心地がしないですよねぇ。
だって、あたり一面矢の雨とかね!
槍ですね!
これで、敵を刺していたんでしょうか!
剣ですね
かなり錆びているので、戦場で野ざらしにされていた剣だったのでしょうか!
今回の目玉の一つ、無数の矢の雨!
こんなものが飛び交う戦場は本当に行きたくありません。
レッドクリフという映画にもこういったシーンがあるのでどんなものか気になる人は見てみるのもいいでしょう。
そして、矢といえば諸葛亮が大量の矢を用意する際に、敵を挑発して矢の雨を降らしその矢をまんまと持ち帰ったというエピソードがあります。
まさに、資源と手間を省いた策略! 矢もタダじゃないですからねぇ。
「蜀」から出土した様々な人々の土像。
「蜀」の豊かな風土を象徴するかのように様々な人々の像が出土しています。
中には犬の像までありました。
でも私は思うのです、こういった像って今でいうフィギュアみたいな感じだったりして
銅銭を使って金の生る木を現した出土品。
「蜀」によくみられるということなので、商売繁盛とかの信仰があったのかもしれない。
お墓の扉に彫られている像。
この二人は、神を招き入れるときの門番として描かれたものらしい。
もちろん、実際のお墓に来る人をも門番として立ちふさがっているようにも見えますね。
虎型の棺座。
虎をモチーフとしていることから、権力とかを象徴しているひとのお墓かもしれない。
パネルに写っているお墓はかなりの大きさのようでもしかしたら皇族のお墓なのかも!
今回の目玉の一つ。
NHK人形劇「三国志」に実際に使われた人形。
間近で見るとその精巧さと美しさ、きめ細やかさに圧倒されました!
この人形がテレビでぬるぬる動いてたんだなぁと思うとすごく感動しました
横山光輝の漫画「三国志」の生原稿!
注意書きにある通り、改変などはダメです。
「桃園の誓い」のシーンの原稿がずらりとありました
生原稿をよく見るとすごく作りこまれてるなぁというのが分かります。
いかがだったでしょうか。
このほかにも、たくさん展示品がありますので福岡に住んでいる三国志好きは行ったほうがいいです。
いや、マジで!!
かなり見ごたえがありましたので本当におススメです。
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